僕の幼少期~小学校入学
僕が小学校に入学する頃には、母方の両親、じいさんとばあさんにランドセルを買ってもらった。
牛革のしっかりとしたランドセルだ。
部屋の中でもランドセルをしょっていたのが懐かしい。
今思うと子供というのは周りの大人に祝福されて育っていくのだと思う。
無条件の愛というのは人生でこれっきりなのだろうか。
そして無事、東久留米の小学校へ入学した。
アパートの住人に、僕と同級生の男の子がいることが判明した。
いつも親父といたから気が付かなかった。
彼とは入学後、すぐに友達になった。
学校が休みの日もアパート前の広場でよく遊んだ。
サツキの花をなめると甘いことも彼と知った、理由はわからないが、よく彼と蟻を食べていた。
小学2年の時だった、親父の収入が上がり、新築マンションへ引っ越すことになった。
同じ東久留米内だが、小学校が変わることになった。
仲良しだった彼とのお別れだ。
朝からずっと泣いていた記憶がある。
僕はこの頃からずっと泣き虫だ。