僕の人生ギャグ

僕の情けない笑える半生を晒します!

そして

小学4年になった僕は、割と周りとうまくやっていて、毎日が楽しかった。

 

しかし、この頃から親父のパチンコで使う金額が増え、月に100万を使うようになった。

完全に両親の稼ぎのキャパを超えている。

借金をしていたと聞く。

 

毎晩夫婦喧嘩が絶えない。

 

隣人から通報で警察までくる騒ぎ。

 

親父は僕に攻撃的になり、毎晩暴力をふるうようになってしまった。

 

あんなにやさしかった親父。

やめて、お父さん・・・・・・・

 

お袋は、親父が夜勤でいない日は、美容師時代の男を家に連れてくるようになった。

 

お袋は、この人が新しいパパだよ。

 

ふざけるな、お前だれだ

 

 

お袋、男、僕、妹とディズニーランドへ行った。

 

妹はまだ幼かったから大はしゃぎ、僕も楽しんでいるフリをした。

男が嫌いだった、目を見れない。

 

ある日の朝

 

物音が騒がしい

 

眠い目をこすり、周りを見渡す

 

知らない大人が家具を運搬している

 

親父がタンスにしまっていた現金袋が無残に引き裂かれている

 

部屋の荷物がどんどんなくなっていく

 

わかがわからず布団の上で泣くしかない

 

お袋が、早く準備しなさい、おばあちゃん家いくわよ

 

妹は旅行と勘違いしているのか大はしゃぎ

 

僕はこの意味がわからなかったが、もうここへ帰ってこれないことだけはわかった。

 

荷物がすべてトラックに載せられ、先にお袋の実家、群馬県までいく。

 

ここで僕は気づく

 

そういえば友達に借りたゲームソフト返してない

 

お袋に事情を話し、友達の家の前まで連れて行ってもらった。

 

しかし、友達にどんな顔して会ったらいいかわからず、玄関前にゲームを置いてきてしまった。

すまん、ちゃんと返せなくて。

 

そして浮気相手の男が運転する車で実家までいくことになった。

 

その後、浮気男に結婚の話まで出たらしいが、僕ら子供がいるのは受け付けられないようだ。

幼い子供心は大人の身勝手な都合に振り回され、無垢な気持ちを失っていく。